ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。
筆者は久しぶりのまとまった連休ということで、ようやく更新が遅れていたブログに手をつけることができています。
実は書きたいネタはたくさんあるのですが、いかんせん時間がなくて、、、
さてこのゴールデンウィーク、人気ブランドのCIOTA(シオタ)からとんでもないアイテムが発売されましたね。
それが定番ストレートデニムのリジットバージョン!
待ち望んでいたファンも多いのではないでしょうか。
今回はせっかくなので、リジットデニムのファーストウォッシュについて
購入したばかりのCIOTAのデニムを用いて説明していきたいと思います。
CIOTAのリジットデニム
こちらが今回購入したCIOTAのリジットデニムになります。
CIOTAといえば超希少素材の「スビンコットン」を使用したデニムで有名ですが、実は今までリジットデニムの展開はありませんでした。
リジットデニムとはいわゆる「生デニム」のことで、ウォッシュ加工などがされていない糊付けされたままの状態のことを指します。
リジットの状態で履き始めることで、よりくっきりとした色落ちをさせることができますし
なにより1から育てるというところにとても魅力があり、デニム好きな方はリジットで購入したいという人も多いハズ。
しかしCIOTAのデニムは加工済みのものしかラインナップされておらず、筆者のようにリジットから育てたい派の人はなかなか手を出せない状態でした。
今回ついに公式インスタグラムから、GW特別企画として100本限定でリジットデニムを発売することがアナウンスされました。
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しかも取り扱いは東京店の店頭のみ、購入は1人1本、購入後ロットナンバーを印字してくれるという特別イベント!
東京店は自転車でも行ける距離だったため、これは行くしかないと朝から並んで購入してきました。
形はCIOTAでは定番であるストレートタイプ。シルエットは程よくゆったりとしており、誰でも似合いそうな「ちょうどよさ」が筆者のお気に入りポイントです。
デニム好きが最低限気にする(であろう)ボタンフライ、セルビッジ仕様などもしっかりと踏襲されています。
極めつけはCIOTAならではのスビンデニム・本藍染・リジット
これから育てるのがとても楽しみですね。
リジットデニムの最初の儀式
リジットデニムでは購入後すぐに履くことはおすすめできません。
糊付けもされた状態で、バリバリにかたいのでこのまま履くと膝から出血するんじゃないかってくらい痛いです笑
また、リジットから洗うことで約1~2インチの縮みが発生します。
これが難しいところで、購入するときにはその縮みを見越してサイズを選ぶ必要があるのです。
CIOTAの場合、リジットから最初の洗いでおよそ1インチほどの縮みが発生すると接客頂いたので
試着してちょうどよいサイズの+1インチのものを購入しました。
なので、リジットデニムの通過儀礼「ファーストウォッシュ」をしていきます。
はじめに言っておきますが、ファーストウォッシュにはたくさんの説、というか好みがあります。
今回は筆者がいつもやっている方法になりますので、あくまでも参考程度にご覧くださいませ。
1. 糊落とし
まずはじめに糊落としをしていきます。
先述した通り、糊がついた状態はかなり固く履きづらいです。
糊がついた状態で履くことで、よりメリハリのある色落ちをさせることができるので
一部のマニアは糊付けした状態で履く人もいますが、ここではサイズを縮ませる目的もあるため、一旦水通ししていきます。
ちなみに、糊付けはあとからでもできます。サイズを縮み切らせてから糊付けをするのが一番デニムの色落ちがきれいに出せそうですね。
さて大きな桶・もしくはバスタブにぬるま湯(40~50度くらい)をデニムが浸かるくらい入れます。
筆者宅にはちょうどよい桶がなかったためバスタブにためました。
そこに裏返したデニムをダイブさせます。ボタンフライもとめた状態で入れましょう。
この状態で1時間ほど放置します。
そして、1時間後の状態がこちら。
見た目は大きく変わっていないですが、お湯の色が変わりましたね。
インディゴの色もあるかとは思いますが、表面の糊が落ちてきています。
2. 洗濯
糊落としが終わったら、デニムにこびりついた糊を落とすために一度洗いをかけます。
新品の状態では洗剤は入れる必要はないっちゃないのですが、筆者は家族のデニムを一気に洗濯しているため洗剤も入れています。
3. 乾燥
洗濯が終わったら乾燥させます。
なるべく高温の乾燥機で一気に乾燥させることで、サイズを縮みきらせることができます。
自然乾燥させると経験上一度に縮みきらせることができません。過去に1回目の洗濯後、一生懸命履いてシワを作って
いざ2回目の洗濯をしたときにまた縮んでしまい、サイズ感もシワの位置もずれてしまった苦い思い出があるので、
以降筆者はこの1回で一気に縮み切らせるようにコインランドリーの高温乾燥機を使用しています。
乾燥する前に注意なのが、セルビッジに変な癖がつかないよう予めきれいに整えておくことをおすすめします。
仕上がりとサイズの変化
仕上がりはこんなかんじ。
乾燥させることでふっくらとした風合いになります。サイズも結構縮んでいますね。
一気に縮ませることで、ステッチの部分にパッカリングが生じていい感じになります。
それでは実際にリジットの状態からどれくらいサイズが変わったのかをレポートしていきます。
リジット | ファーストウォッシュ後 | 差 | |
ウエスト | 42.5 | 41 | -1.5cm |
股下 | 79 | 74 | -5cm |
ワタリ | 33 | 31 | -2cm |
裾幅 | 22 | 21 | -1cm |
34インチの縮み結果になります。
筆者の場合、通常ラインのモデルで33インチが好みのシルエットだったので 縮ませて33インチ相当を目指して34インチを購入しました。
全体的に1~2サイズくらい小さくなりましたね。
ちょっと小さくなりすぎてしまった感もありますが、ウエストはまだまだ余裕あるので問題はなし。
ここから履き始めることで履きジワのズレを最小限に抑えながら育てることができます。
履いてみた
最後に、実際に履いてみました。
ファーストウォッシュをすることで、32~33インチ程度のサイズになりました。
まだ1回の洗いなので、生地のかたさは残っていますがいい感じのサイズ感です。
レングスについてはリジットの状態から5cmも縮んだため、ロールアップで気分を変えて履くこともできそうです。
やはり足元を選ばない程よい太さのストレートシルエットはかっこいいですね。
今回筆者もCIOTAのデニムでファーストウォッシュをやってみて、やっぱ何度やっても難しいなーと思いました。
筆者自身リジットデニムのファーストウォッシュというのは過去に何度もやっているのですが、それでもブランドが違ったり生地が違うだけで
縮率というのはガラッと変わってしまいます。
それこそご自宅の洗濯環境・乾燥時の温度や長さなどでも変わってくるので、正直ここは怖いところです。
しかしそれでもリジットから育てるデニムというのはとても愛着が湧きます。
どうせ育てるなら1から手間をかけて履き始めたいですよね!
今回は筆者のファーストウォッシュレポートを綴ってみましたが、やり方・縮みの結果はあくまでも個人差があることをご了承ください。
筆者の結果を参考に、ぜひ皆さんもお気に入りのデニムを育ててみてはいかがでしょうか。
それでは。
今回紹介したアイテム