ロッキーマウンテンフェザーベッドというブランドをご存知でしょうか。
今回は筆者の愛用するロッキーのインナーダウンベストをご紹介します。
目次
Rockey Mountain Featherbedとは
Rcokey Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)とは、もとを
辿ると1960年代にアメリカで誕生したブランド。
カウボーイ向けの防寒着として当時多くの支持を得ており、1970年代にはGORE TEX(ゴアテックス)を使用したマウンテンパーカーをいち早く制作しています。 今では多くのブランドで使われているゴアテックスですが、当時は最先端の先進素材だった為
かなりの注目・人気を博していたそうです。
しかし1980年代にブランドが消滅してしまい、一度ロッキーとしての歴史に幕を閉じます。
そんなロッキーですが、なんと2005年に日本人の手によって復活を遂げることに!
それが現在のロッキーマウンテンフェザーベッドということですね。
復活させたのは服好きなら知っている人も多い「アナトミカ」、「ビッグヤンク」などを扱う「サーティファイブサマーズ」です。
店舗はアナトミカもある浅草橋から徒歩5分の場所に構えており、見たことある方も多いのではないでしょうか。
1年のうち6ヶ月間着れる万能ベスト「SIX MONTH VEST」
今回紹介するのはそんなロッキーの中でも大人気の「SIX MONTH」というモデル名のインナーダウン。
1年のうち6ヶ月間着用できるということからこの名がついています。寒い冬にはインナーとして、暖かくなってきたらアウターとして大活躍間違いなし。
ポイントに分けて説明しますね。
最高級ダウンで難しい縦キルトを実現
インナーダウンって現在様々なショップ、ブランドで展開されていますよね。
だからこそどこのインナーダウンが良いのか迷ってしまいます。
しかしこちらのダウンは、他のとは違う大きな特徴があります。
それは「縦キルト」ということ。
通常のダウンというのは、仕切られた「キルト」と呼ばれる構造の中にダウンを入れているのですが
このキルトを縦にしてしまうと中のダウンがすぐに下に寄ってしまうんですよね。
そのことからキルトは横にするのが一般的とされているのですが、
御覧ください、ロッキーのインナーダウンは縦にキルティングされております。
使用しているダウン素材がカナダ製最高品質のホワイトグースであることにより難しい縦キルトが実現できるそうです。
他のインナーダウンとは見た目で大きな差をつけられるポイントですね!!
UネックとVネックの中間的デザインが最高にツボ
またこちらのインナーダウン、ネックのデザインも絶妙なんです。
このUネックでもVネックでもない、ちょうど中間のようなネックデザイン。
これが最高ににかっこいい。
Vネックだとすこし仕事っぽくみえてしまうし、反面Uネックはカジュアルに見えすぎてしまう。
今の時代スーツのジャケットのインナーにダウンを着るスタイリングも流行っていますが、Uネックだとネクタイに干渉するためあまりおすすめできません。
しかしこの中間のデザインならばそれも可能でしょう。筆者も真冬のスーツスタイルにはこのダウンを合わせています。
さらに普段着としても間違いなくマッチします。
サイズは176cm 普通体型で40を着ています。
こんなかんじのロンTに合わせるだけでも防寒性がグンと上がりますし、アウターを上から着るだけでまじで真冬でもいけます。
画像はアメリカ軍のM65フィシュテールパーカでスタイリング。
ライナーのキルティングのおかげもありますがめちゃくちゃに暖かいです。
860フィルパワーで着心地・保温性抜群
なぜこんなに暖かいかといいますと、中に入っているダウンの含有量を表すフィルパワーという単位があるのですが(詳細はこちら)
多くのインナーダウンが700フィルパワー、アウトドアメーカーの本格仕様でも800フィルパワーのものがほとんどでした。(筆者調べ)
こうしてみるとロッキーの860というのがどれだけ暖かいのかがわかるかと思います。
まあその分コストは掛かるわけで、お値段もそれなりにしてしまうのですがね・・・。
まとめ:インナーダウンで迷ったらコレ一択
いかがだったでしょうか。
縦キルトという他のインナーダウンでは実現が困難なディティール
過去のアメリカンブランドの意思を継いだリバイバルブランドという点も含め
非常にクオリティの高い、所有欲を満たせるアイテムです。
普通のインナーダウンじゃ物足りない!ってひとにはうってつけの一着ではないでしょうか。
価格は約3万円と、インナーダウンの中では高額ですが
最高級ダウンによる極上の着心地のよさ、防寒性は圧巻です。
是非お試しを。
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