Rivendell(リヴェンデル)という自転車をご存知でしょうか。
自転車通な人たちの界隈では有名なブランドだと思うのですが、筆者は自転車通でもなんでもなく、このブランド自体少し前に行った「ブルーラグ」という自転車屋さんで初めて知りました。
今回はお店で見積もりしてもらい、リヴェンデルが本当に欲しくなってしまった日の話をしたいと思います。
目次
自転車に求めるもの
みなさんが自転車に求めるものは何でしょうか。
- スピード
- 軽さ
- 耐久性
など様々あると思いますが、このリヴェンデルの自転車はそもそもスピードを求めて作られているブランドではないそう。
10万円を余裕で越えてくる自転車は、大体スピードを追い求めパーツも極限まで軽くしてなるべく速く!みたいなイメージがあったのでそこは少し意外でした。
そんな筆者自身、特に速い自転車が欲しいという欲求がまったくなく
とにかくかっこよくて普段の私服で乗ってもおかしくない自転車が欲しいと思っていました。スピードにこだわらなければ、かっこよくてそこまで高くない自転車はたくさんあると思い込んでいたのです。
当然かっこいい自転車はたくさんありました。イギリスのラレーや、日本が誇るFujiのラインナップでも10万台で良いものはたくさんあって
きっとそれらを選んでも決して悪くはないと思うんです。
ただこのリヴェンデルの実物を見てしまうと、フレームの作りがもはや芸術とも言えるほどの完成度。
リヴェンデルは快適性や耐久性・安全性を重視していて、推奨するスタイルは革サドルをつけてウールを着て乗り回すというかなり独自の考え方をしているブランドだそう。
アメリカに工房があって、インスタグラムのアカウントではかっこいい兄ちゃん達が自転車を乗り回している写真がたくさん投稿されています。笑
この世界観と見た目のかっこよさも相まって、筆者はどんどんこのブランドに引き込まれていきました。
フレーム選び〜見積もり
リヴェンデルのモデルはたくさんあるのですが、ブランドで一番最初に作られたアトランティスというモデルを復刻させた「ニューアトランティス」というモデルが気に入りました。
モデルの中ではバランスのとれたタイプらしく、少し太めのタイヤを装着するのがオススメとのこと。色合いもなんとも言えない翡翠のような色でクラシックで良い。
まず、このフレームだけで18万くらいしますからね。これから組み上げていったら一体総額いくらになるのか・・・震え上がっていたのですがお店の人は優しく見積もりをしてくれました。
ここからは完成するまでに必要なパーツを説明を受けながら選んでいくのですが、筆者は自転車のことはあまり詳しくなく
選ぶポイントを教わりながら、なるべく安めにしながらクラシックなテイストは損ないたくないという、なんとも曖昧な要望を伝えたものの
親身に相談に乗ってくれて、逐一仮組みして見せてくれました。
実際に出来たイメージを見せてくれるというのはとても分かりやすかったです。
今回どうしても外せなかったのは、ブランドの意向でもある革サドルと自分のこだわりでもあったドロップハンドル。
サドルはイギリスの老舗ブルックスのレザーサドルで色はハニーという明るい茶色に。使い込むことでだんだん深い色合いになりそうで良い色。クッション性はおそらく皆無でしょうから、慣れない筆者は確実にケツが痛くなりそうですがかっこいいです!
それとハンドルはどうしてもドロップハンドルにしたかった。リヴェンデルの自転車にはドロップよりは、安定して乗れそうなこんな感じのハンドルにするのがお店のオススメというお話だったのですが、
筆者はどうしてもロードスタイルで乗れる自転車が欲しかったので、今回はドロップハンドルで見積もりしてもらいました。
死ぬまでに買いたい自転車
見積もりをしてきますとお兄さんは奥の方へ。パーツを選ぶ際に個々の値段は見ていたので、なんとなく規模感はわかってはいたのですがソワソワしながら待つ。
しばらくして見積もり書ができ確認すると・・・
総額税込み40万程!
うーん、高い!
高いけど、こんなにかっこいい自転車が手に入るなら妥当な値段だろうなと納得してしまっている自分もいました。
なんせフレームが約20万しますからね、そこからところどころコストを抑えるように組んでも40万くらいはしてしまうのは仕方がないこと。
とはいえ、即決断できるほど筆者の口座は潤っておらず・・・、時計のローンもあるので分割もちょっと怖い。
今回は断腸の思いで出直す選択をしました。(担当してくださったお兄さん本当にごめんなさい。)
この日はどのパーツを組んだかがすぐに分かるように見積書のコピーを頂き退散。次回以降にそれを見せればスムーズにできるので持ってきてくださいとのこと。
担当の方の名刺ももらったので、いつかお金を貯めてここで組んでもらいたいと強く思いました。
また、自分にとって最高の一台を組み上げていくというパーツ選びの時間が本当に楽しくて、充実した時間でしたね。
死ぬまでに欲しい自転車。
そんな自転車に出会った日の話でした。